1mの沈下、台風に備える。


1m沈下した三陸沿岸、満潮時の高潮となると港は水浸しになってしまう。そこに台風直撃とくる。舟を引き揚げ「パオ」の入り口を閉じて備える。決壊したままの防潮堤と防潮林。海岸には昆布が打ち上げられていた。乾燥させればダシ昆布として売れるのだが、仮設住宅ではその昆布、置く場所もないのだ。

スタディツアーのPDCA、チェックそしてアクション!!


「かわいい子には旅をさせよ」のスタディツアー。受入れ側にとっても貴重な体験だけに成果と課題をまとめ次の段階へすすめたい。PDCAのCの段階、今度の日曜日、学生ボランティアの方々となでしこ会で意見交換を行う。明治学院大学の学生の素晴らしい企画力と実践力に、まずは乾杯だ。そしてAだ。

NHKBS「きらり!えん旅スペシャル」10/24放送です。


NHKBS「きらり!えん旅スペシャル」の放送予定は10月24日夜8時~との連絡が入った。温めの日本酒と炙ったイカを用意して秋の夜長を楽しむことにしよう。「待ちきれずに飲みすぎて寝てしまう。」良くある落とし穴には気を付けたい。植木商店の五條さんお疲れ様でした。ゆっくりと飲みたいなぁ

今こそ、参加型市政を実現したい。


市の復興計画の住民説明会で反対意見や再考を促す意見が多く出され「検討させて下さい。」言う。その後どうなったかの説明はなく高さ12.5mの防潮堤の着工式のニュースが流れる。結果云々ではない。住民や被災者が納得できるプロセスを大事にしてほしい。参加型市政の実現はまだまだ遠いようだ。

「取り壊される前に記録に残そうと思って・・」


「取り壊される前に記録に残そうと思って・・」と共同通信社の所澤さんが来村。市役所や体育館、高田高校等被災した公共施設の解体が始まったことを受けてカメラを持ってその遺構を巡ったと云う。被災地は一人ひとり再建にむけた生活に追われ俯瞰する余裕さえない。交流の中から視点・論点を整理する。

「漁業から町は生まれ変わる。」


「漁業から町は生まれ変わる」岩手・陸前高田市広田町Part2NHK総合、変えようとしている漁師が広田にもいたんだ。テレビ番組で終わらないように見守りながら自分も生まれ変って「具体的に動かなきゃ」ねぇ~。自分に言い聞かせていた。「広田の宝物、必ず見つかります。頑張りましょう。」台湾の復興リーダー廖嘉展 さんの来村時の言葉だ。

焦らず行こう。


災害公営住宅希望者に市の提案を基に聞き取り調査を実施して役員会を開催、大船渡市の「災害公営住宅 戸建ても」の新聞記事を見ながら陸前高田市の方針の分析、広田地区高台集団移転協議会の戸建要望の取り組みもあることから「焦らず行こう。」という意見でまとまった。高台地権者の思いも確認したいし、長洞集落としての考え方もまとめていかなければならない。何よりも時間が必要だ。

生活排水が流れ込まない自然のままの漁場だ。茶色い杉は津波による塩害をうけた杉の木だ。

「被災者主体の街づくり」の実現を。


「被災者主体の街づくり」は陸前高田市では許されないようだ。長洞集落に欲しい公営住宅は5戸、なのに市は10戸造ると言う。これからの人口減少を考えたら空き家だらけになっていかないか。将来世代に負担をかけることになるのではないか。「なのになぜ」と聞く、返ってくる言葉は、「災害公営住宅については地権者と市の合意があればできること」「災害公営住宅についてとやかく言っているのは長洞地区だけです。」「市の方針ですから住民との熟議も合意も必要はないと考えています」だった。

仮設全戸集会は延期。


仮設全戸集会は延期、市の提案についての個別調査(地権者含む)を実施した上で、役員会・全戸集会の手順で時間をかけて決めていくこととしました。一人ひとりの思いをしっかり受け止めながら長洞のこれからをもう一度考えたいと思います。想定していた中の一番不安を煽る案で役員には試練の案です。

長洞地区災害公営住宅


長洞地区災害公営住宅は現在の仮設住宅団地の駐車場に鉄筋コンクリート2階建てで10世帯分考えている。市からの提案を受け仮設全戸集会で話し合うこととした。考えた案ではあるが話し合いの結果がどうなるかは全く予想できない。連携ができない役所の縦割りの弊害「合同の誤謬」に思えてならない。